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又吉の2007年舞台【凛】あらすじ!犯人と結末を原作からネタバレ!

凛
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芥川賞作家・又吉直樹(お笑いコンビ・ピース)が書き下ろした初の長編、2007年12月に神保町花月で公演した舞台作品【凛】が映画化されました!

2007年の舞台の評判と映画のあらすじやキャストを比較しながら映画の結末を予想してみました。

映画【凛】について

基本情報

映画『凜-りん-』2019年2月22日公開!

又吉直樹原作、佐野勇斗・本郷奏多のW主演‼️

M!LKのメンバーである佐野勇斗君と『進撃の巨人』などで知られる本郷奏多君がW主演を務めています。

  • 佐野勇斗(野田耕太 役)
  • 本郷奏多(天童 役)

本作は第10回沖縄国際映画祭にて上映されたことでも話題になりましたね。

監督は『せいせいするほど、愛してる』などの演出を務めた池⽥克彦氏が担当。

脚本監修は、原作者でもある又吉直樹さんが務めています。

又吉さんの原作映画化代表作「火花」をもう一度見たくなった方はU-NEXTで見られますよ!

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キャスト

佐野勇斗(野田耕太 役)

  • 名前 佐野勇斗
  • 出身 愛知県
  • 生年月日 1998年3月23日
  • 主な作品 『ちはやふる -結び-』

ジュノン・スーパーボーイ・コンテストにて注目を集め、その後、スターダストプロモーションに所属。

2015年に映画『くちびるに歌を』にて俳優デビューを果たしました。

現在は、ダンス&ボーカルユニット・M!LKのメンバーとしても活動しています。

【凜】では、真面目で現代っ子らしい高校生・野田耕太を演じています。

本郷奏多(天童 役)

  • 名前 本郷奏多
  • 出身 宮城県
  • 生年月日 1990年11月15日
  • 主な作品 『進撃の巨人』

2002年、SFアクション映画作品『リターナー』にて俳優デビュー。

2005年には『HINOKIO』にて初主演を果たしました。

その後、『テニスの王子様』や『GANTZ』、『進撃の巨人』などの話題作に出演しています。

【凜】では、謎の多い転校生・天童役を演じました。

【凜】の原作舞台について

又吉直樹原作、佐野勇斗・本郷奏多のW主演‼️の映画【凛】ですが、原作は小説ではなく舞台なのです。

かれこれ10数年前の2007年に又吉さんが書き下ろした舞台作品が原作なんですね。

吉本興業の劇場・神保町花月にて上映されていました。

又吉ファンの間では伝説の作品として語り継がれてきたこの作品が映画化されるなんて感激です!

舞台【凛】基本情報

  • 凛 ―RIN―
  • 脚本:又吉直樹(ピース)
  • 演出:大平カンフー
  • 出演:ピース(綾部 又吉) 藤井章永(ピクニック) ゆったり感(江崎 中村) はんにゃ(金田 川島) キューティーブロンズ(先川 小三郎)

セットは、白を基調とし、墨絵のようなもので学校や夕暮れの背景が描かれていました。

THE BOOMの「からたち野道」が、絶妙なタイミングで流れてきては、芝居をよりドラマティックに盛り上げてくれましたね。

からたち野道

今回の映画では主題歌と挿入歌を「ハルカミライ」が担当することも話題になっています。

詳しくはこちらの記事をどうぞ↓

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舞台のあらすじ

田舎の山の中の村の中学校に、転校生「天童」がやってきます。

天童は始めは同級生に受け入れられないものの、次第になじみ仲良くなっていきます。

「友達になるのは100年も前から決まっていた」とか「輪廻」という言葉で、中学生男子4人の友情が表現されています。

4人のそれぞれが抱える「闇」や「運命」それに逆らおうとする「友情」。

https://twitter.com/ntv_sukkiri/status/1089528535419543554

好きな人の話をすること、夕焼けを見つめること、先生に変なあだ名をつけること、背伸びをすること、ジャスコで服を買うこと、知ったかぶりすること、親に隠れて悪いことをすること、一番星を見つけること、ブルーハーツを聴くこと、そんな中学生の日常がリアルにつづられていきます

しかし、隣の学校の生徒が行方不明になる事件が起こりはじめます。

村には100年ごとに5人の子供が化け物に連れ去られるという言い伝えがありました。

そうした中での、転校生と同級生、この4人の中からも一人、また一人と行方不明になって。。。

転校生とその家族が疑われ、村に居づらくなりまた引っ越そうとしたとき、事件の真相が明らかになります。

辛く悲しい事件がすぎた後のいつも通りの日常が描かれ幕を閉じます。

舞台を見た感想

最後のシーンで多くを語らない天童、すべてを説明しきらない演出が、観客の想像を掻き立てる、そんな舞台でした。

哀しいことがあっても、やるせないことがあっても、次の日になれば、中学生にはいつもと変わらない朝の風景がやってくる。

そんな終わり方が切なく余韻に残りました

とにかく、又吉直樹の才能が惜しげもなく発揮されているすごい作品でした。

― 人一人の登場人物のその人らしさの表現がとてもリアル。

そういう感性が、又吉さんってずば抜けてると思うのです。

インタビューで「親友がいなくなった次の日に、けろっとした顔でお弁当のハンバーグ食べちゃう耕太のシーンが好きだ。」と答えていいるところなど、とことんディテールにこだわる感性が伝わってきますね。

ドラマチックな出来事や、悲惨な思いをすることがたくさんある中で、それでもお腹が空いたり、おもしろいことがあれば笑ったりするんだっていうところ。

だから、哀しい結末の中にも少しの光や未来に希望を持ってしまう

人とは絶望しきれない生き物なのではないかと思わされましたね

舞台のキャスト

この舞台のキャストがまた良かったです。

  • 大仏役:キューティーブロンズ小三郎さん
  • 竜次役:はんにゃ金田さん
  • 耕太役:ピクニックさん
  • 真島役:ピース綾部さん
  • 天童役:ピース又吉さん
  • 先生役:キューティーブロンズ先川さん
  • 神主役:ゆったり感中村さ。
  • ジジイ役:ゆったり感江崎さん
  • 親父役:はんにゃ川島さん

映画では全く同じ役柄があるのかどうか?

メインの男子4人、舞台では中学生ということで、その中学生を上記の彼らが演じていましたが、その中学生っぷりがまたいい味を出していましたね。

映画ではどの役をどんな俳優さんがやるのか比較してみるのも今から楽しみです♪

【凜】のあらすじ、ネタバレと原作との比較

では、そんな又吉さんの舞台作品が原作の映画【凛】のあらすじとネタバレ結末です。

まだ知りたくない!という方はここからは読まないでくださいね。

野田耕太(佐野勇斗)が暮らす村にやってきた、謎の転校生・天童(本郷奏多)

野田たちはそんな天童ともすぐに仲良くなり、くだらないことでふざけあいながらも日々を送っていました。

https://twitter.com/cinematoday_stf/status/1050626122403082241

そんなある日、突如として野田の友達が姿を消し、村に伝わるとある伝説が頭をよぎります。

その伝説とは“傘を被ったバケモノが100年に1度、5人の子どもを連れ去る”というもの。

原作となった舞台版では“傘を被ったバケモノ”ではなく“赤いバケモノ”によって子どもが連れされられています。

そしてその後、1人また1人と消えていく友達。

次第に、転校生である天童が怪しいのではないかと疑われる事態に。

転校生に隠された謎とは、そして犯人は一体誰なのか…。

天童への疑いが広まりつつも、天童のことを信じたい野田。

そんな高校生たちの青春群像劇とサスペンスが合わさった作品となっています。

原作では男の子たちは中学生ですね

映画では高校生男子4人のリアルな日常が描かれます。

2007年の舞台から10年以上たっていますからね、色々と時代背景も変化がありました。

今ならではのディテールがたくさん追加されることでしょう。

で、原作舞台で次々と中学生が行方不明になった真相はというと、実はお隣の国に拉致されていたのでした

それで小道具として「頭陀袋(ずだぶくろ)」が出てきます。

頭陀袋をいきなり頭からかぶせられ、そのまま袋詰めで車で連れ去られるのです。

仲良し4人組の一人が、父親と一緒に工作員として暗躍していたのです。

しかし、5人目として天道を連れ去ろうとしたとき友情が勝りました。

父親を裏切って天道を逃がしたのです。

これが村に伝わる伝説とリンクします。

100年前にも子どもたちをさらっていた山伏達の一人が仲間を裏切って子供を一人返したのでした。

天道は助かったけど、先にさらわれた2人の友達は帰ってこなかった。

それでも残された少年たちにはまたいつも通りの日常がやってくる。。。

映画では同じ結末が用意されているのでしょうか?

それとも全く違う展開が期待できるのでしょうか?

映画『凜-りん-』2019年2月22日公開!